【読了】アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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フィリップ・K・ディック 著アンドロイドは電気羊の夢をみるか?のKindle版を読了しました。
フジテレビ系 noitamina で放映している PSYCHO-PASS に登場するキャラクターの槙島聖護とチェ・グンソが会話している際にこの本の名前が出てきました。
この PSYCHO-PASS という番組に影響を与えているからこそこの本の名前が登場したと思い、一体どのような小説なのか気になり、購入に至りました。
音楽でもそうなのですが、そのミュージシャンが影響を受けたものを追いかける事でルーツを知ったりさらにジャンルの幅が広がるということがよくあります。
そんなこんなでより PSYCHO-PASS の世界をより深くしたいと思った次第です。

ざっくり概要

第三次大戦以降のサンフランシスコが舞台となり主人公はアンドロイドを処理する警察官兼賞金稼ぎ。主人公は8体のアンドロイドを始末していく。 処理する過程で様々なアンドロイドと出会い自身が持つ人間の境界について思い悩む主人公の心理描写とアンドロイドを始末するというのが話の中心。

感想

SF世界独特の排他的な世界における人類だけでない世界。本当に心を持っているかのようなアンドロイド。それはプログラムされたものなのか、バグなのかは分からない。この世界でアンドロイドは製品。逸脱した行動は処分の対象となるのは必然。一般的な考え方を当てはめれば機械の処分というくくりをするので些かも心は痛まないであろう。
しかし、より精巧に作られたアンドロイドは人間よりも人間じみている。自分はアンドロイドを機会を処分しているのか人間なのではないのか・・・。自身がもしくはアンドロイドなのではないのか・・・。
この心の葛藤の中であった、裏主人公ともいえる登場人物がいい味をだす。この二人が考える心理描写かたや自分がアンドロイドに足して、他方で自分自身の存在意義と人間アンドロイドに関わらない関係性を比較したような形で話は進む。
人類(生命)の真理的部分を上手くついているSF小説でした。
人の境界はどこからだろうか、自分自身はそれを持ち得ているのか・・・。その事を常に頭に置いてこれからを生きていこうと思う。

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