世界観を変えた『進撃の巨人』実写版を鑑賞

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※転載元:映画『進撃の巨人』公式サイト

2015年8月時点で4,000万部を刊行している『進撃の巨人』の実写版を観てきました。

漫画の実写化というのは俗にいう原作レイプという言葉で形容されてしまうほど、読者の思い入れとかけ離れたものとなることが多いようです。
かくいう私自身も原作をレイプと揶揄した側の人間だという事は否めません。
しかしながら、昨今の漫画原作実写映画にも一定の評価を得ているであろう作品があると私は思っています。例えば週刊少年ジャンプで刊行していた『るろうに剣心』、月間マガジンで刊行していた『BEACK』がそれに当たります。
これらは何が良かったかというとキャスティングです。そして世界観をなるべく壊さないことを意識して丁寧に作られていたと思います。もちろん無理な設定もありますが、キャスティングがある程度期待値とイコールになっている場合は、なんとなく許せてしまうようです(個人的主観)。

そんな中、『進撃の巨人』は設定を変えるという方針を打ち立てていた。

アニメイトTVニュースに進撃の巨人の映画完成報告会が行われました。
そこでは原作者の諫山創氏コメントも掲載されていました。

だから僕自身から「原作の枠を取っ払ってほしい」とお願いをして「ビルの上で生活する人類」や「主人公がジャン」などあえて原作とは違う設定を提案しました。
それらはさすがに採用されませんでしたが、広い視野で物語を作っていただきたかったのです。 引用:『進撃』原作者の諫山氏、実写映画を絶賛! 実写版では「ビルの上で生活する人類」や「主人公がジャン」などの別設定を提案していた!――映画完成報告会見レポート:アニメイトTVニュースより

新たな『進撃の巨人』でありパラレルワールド設定についていけるか

ある意味原作者の監修のもと映画監督並びにものづくりのスタッフと共同で新たな『進撃の巨人』を作る意気込みを感じました。
だからこそキャストはある一定のメンバーは固定するものの原作にいないキャラクターを採用したということなんだ思いました。

正直リヴァイ兵長いないのに『進撃の巨人』なんて見たくないとも思いましたが、新たな『進撃の巨人』原作者およびスタッフの意気込みを分かっておいて見ないなんて進撃ファンじゃないと思い映画館に赴こうと思った次第です。

感想

漫画は中世ヨーロッパを背景に、映画は公式サイト見るとわかりますが若干、アジアなテイストでした。
また軍艦島を舞台としているのでむしろ設定上アジアに寄せる必要があっただろうなと思いました。
石原さとみさんが飛び道具系の武器を手にしています。漫画ではあり得ない設定ですが、なるほどある程度文明の利器が現代に近しい部分も残しているのかなと考えられます。

ここまで設定に差があれば、心の準備も出来ているかと思いましたが、やっぱり原作の思い入れというのが強く映画冒頭から心のなかで、「これは別物、これは別物」と何度も言い聞かせながら鑑賞していました。
上述するようになぜ心のなかで別物と言い聞かせるかというと、世界観や設定はある程度手を入れているものの、やはり原作の流れを感じることが出来てしまいました。
原作の流れだけでなく新キャラクターもなぜか原作のとあるキャラクターに寄せるような仕草やセリフ回しがあり、それをどうしても受け入れる事が出来ず悶々としてしまいました。

次回作に向けての期待

このお話し原作が完結しておらず現時点で次回作が9月に出ますが、3部、4部と続けていくのかは謎です。個人的には次回で終わるのかなって考えていますが、どうやって完結させるのか興味津々です。良い意味で期待を裏切って欲しいと切に願います。

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